Rwanda / Mibilima 今回は新しくリリースしたルワンダのコーヒーの焙煎についてです。 毎年リリースしているルワンダです。 Rwanda / Mbilima lot2204 Location: Gakenke Variety: Bourbon Process: Washed Altitude: 1500-2100m Taste note: Dried Apricot,Apple,Caramel finish
ルワンダの豆は口当たりもよく、香りもオレンジの爽やかさとキャラメルの甘さを持つ印象で今年の豆もそれらを引き継いでいます。 今回生豆の購入の際に10種類以上のサンプルをいただきました。 その中でMbilimaを選んだ理由は口当たりが良いと感じたからです。 香りが強かった豆もありました。 香りがあると甘さや余韻に連動して最後まで液体を引っ張ってくれます。 また味の印象に残りやすいしインパクトを与えます。 これがないとショート、いわゆるスッと余韻がなく早く終わってしまうコーヒーになります。 迷ったのですが僕が口当たりの良いコーヒーが好みなのでMbilimaを購入することを決めまました。 焙煎ですが、他の豆より前半から火が入りやすくどんどん豆の温度が上がっていきます。 1バッチ目は抑えきれずトータルタイムが短くなりました。 その結果、香りが弱く少し水っぽくモルティーでした。質感は良好です。 2バッチ目は前半火力を抑え後半は1バッチ目と変更せずに進行しました。 イメージ通りの焙煎になりましたがカッピングで味をとってみると質感は変わらず良好ですが香りが上がってきません。 ふと購入の際に香りが強い方を買えば良かったのかと脳裏によぎりました。 前半、火をいれたいがいれてしまうと進行が速くなり出来上がりの液体がモルティーになってしまいます。 それらを踏まえて3バッチ目は前半の火力を落としたままディヴェロップメントタイムとトータルタイムを伸ばしました。 ディヴェロップメントタイムを伸ばすということは高い温度のまま焼き続けるということで、口当たりにかなり影響します。 口当たりに重きを置く当店の焙煎ではディヴェロップメントタイムをなるべく短く取るようにしています。 しかし豆によって硬さや水分値が異なるので水分の抜けには差があります。 今回のバッチでは少しのばしまし。結果カッピングをすると甘さ、香りとも向上し懸念された口当たりも問題ありませんでした。 今回も試行錯誤し勉強になったコーヒーです。 |